パパがしんだ日

1番下の子は3歳だった。
熱が出て、仕事を早退し病院にいた。
そして、
その電話がかかってきた。

事故にあったと聞いても、
救急車で運ばれたと聞いても、
助からない覚悟をしてくれと言われても、
他人事。

みんなを連れてとにかく向かった。
タクシーの中で、
涙をこらえて、笑った。
パパきっと生きてるよって。

途中、一番下の子が、吐いてしまった。
抱っこしていたのでシートは汚れなかったけど、
話を聞いていたタクシーの運転手さん、
優しくて。
コンビニで停まってもらった。
大人用のシャツを買い、
着替えさせた。
男の子なのにワンピースみたいになって、
みんなで笑った。

あとは、あまり覚えていない。
6年前の夏。
私には、つい6日前の出来事にも、
感じる。

ゆいごんプロジェクト 〜言葉が星になるなら

大切な家族を失ったとき、 支えとなるのは、 その人の のこしてくれたたった一言だったり、する。 だから書きませんか? あなたのゆいごん。 これは、 ママからこどもたちへの、 自分から大切なひとたちへの、 ゆいごんプロジェクトです。

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