父のかけら =七回忌=
帰省して雪が降ったのは久しぶり。
見慣れた風景な気がしているけど、
もう、
随分前に、
ここで過ごした時間を、
今の生活の時間が追い越している。
ちょうど里帰り出産をしたのが、冬の時期だったのもあって、
寒いのが心地よい記憶となっている。
父は、
妊婦の私のために階段に手すりをつけてくれたり、
一緒に連れて行った犬の世話をずっとしてくれたり、
いつもお土産に寒いのにアイスを買ってきてくれたり、
優しかった。
地域の風習で、
人が亡くなると、
団子を作る。
お通夜、四十九日、法事毎に、
最初に作った人が作らなければならない。
だから、
奥さんとか、
その家のお嫁さんが作る。
だから、
父の団子は私の母が作ってきたのだけど、
この日は、
私の娘も一緒に丸めてました。
楽しそうに。
前の日は、星空だったのに。
朝起きたらドッカリ積もった雪は、
父からのプレゼントかな。
雪が珍しくて、
雪かきしたり、
かまくら作ったり、
雪合戦も。
おばあちゃんの長靴が、
人数分、
靴箱から出てきて大笑い。
しかも皆、サイズ同じ(笑)
お父さん、ありがとう〜!
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